
ウグイにはいくつかの種類が存在することをご存知でしょうか?
実は、ウグイは大まかに4種類程度に分類されます。
しかし、そのうち3種類は色や形が非常によく似ており、見分けるのがとても難しいのです。
とはいえ、産卵シーズンが訪れるこの時期になると、その見分けにくさも大きく変わります。
なぜなら、婚姻色(繁殖期特有の体色)がはっきりと表れるからです。
今回は、そんな婚姻色を手がかりに、それぞれのウグイの種類の特徴についてご紹介します。
ぜひ見分けの参考にしてみてください。
ウグイの婚姻色の特徴

ウグイは「本バヤ」などと呼ばれることもあり、婚姻色はとても鮮やかです。 ウグイ属の中でも、最も派手な婚姻色を持っていると言えるでしょう。
主な特徴は以下の3点です:

①体の側面に朱色のラインが3本現れる。
個体差や時期によって多少異なるものの、基本的には体の側面に3本のはっきりとした朱色のラインが見られます。
②頭や背中に「追星(おいぼし)」と呼ばれる白い粒状の模様が出現する。
これは小さな白い斑点で、通常オスに現れるとされています。しかし、ウグイに関してはメスにも同様の追星が出ることがあるようです。
③朱色のラインの間に、2本の黒いラインが見える。
この黒いラインは、産卵期以外でもうっすらと見えることがありますが、婚姻期にはより明瞭になります。
普段は地味な体色をしていますが、この時期はまさに「年に一度のお祭り」。 その鮮やかな変化はとても印象的です。
エゾウグイの婚姻色の特徴

エゾウグイは、通常の状態ではウグイと非常によく似ており、見分けが難しい魚です。 しかし婚姻色が現れる産卵シーズンには、いくつかのポイントで見分けがつきやすくなります。
特徴は以下の通りです:

①目の下に短い朱色のラインが現れる。
口元からエラの手前あたりまで、個体差はありますが短めの朱色のラインが出ます。
②各ヒレが朱色に染まる。
ウグイや他の近縁種でもヒレが赤くなることがありますが、エゾウグイのヒレは特に濃く、深い朱色になることが多いようです(あくまで主観的な観察ですが)。
③体の側面に薄く黒いラインが1本見える。
この黒いラインは非常にぼやけた印象で、しっかりと観察しないと気づきにくい場合もあります。
婚姻色は控えめながらも、頬に朱色が入ることで可愛らしい印象なのがエゾウグイの特徴です。
マルタウグイの婚姻色の特徴

マルタウグイも、通常はウグイやエゾウグイに非常によく似ています。 しかし婚姻色が出ることで、一気に見分けやすくなります。 マルタウグイの婚姻色の特徴は、以下の2点に注目すると良いでしょう:

①目の下から尾びれまで続く、1本の朱色のラインが出現する。
このラインは体の側線のすぐ下に現れるのが特徴で、全体的にまっすぐに伸びる傾向があります。
②背中から朱色のラインにかけて黒く染まる。
体が濃い黒色に染まり、その下の朱色とのコントラストがくっきりと際立ちます。
全体的に黒が目立つため、他のウグイとは違った印象を受けるのがマルタウグイです。まるで別の魚のように感じるかもしれません。
まとめ
今回は、ウグイ、エゾウグイ、マルタウグイの婚姻色による見分け方をご紹介しました。 普段は見分けるのが難しいこれらの魚たちも、繁殖期にはそれぞれ独特の特徴が表れるため、区別しやすくなります。 釣りや観察の際には、ぜひ婚姻色の違いに注目してみてください。
※なお、婚姻色には個体差があるため、これだけで完全に種を判別するのは難しい場合もあります。 確実に見分けたい場合は下の記事(【豆知識】知ってる?5種類のウグイの見分け方!)などの情報をあわせて参考にすることをおすすめします。
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